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  • 執筆者の写真スタジオちゃろべえ管理人

初心者がストロボを選ぶなら何を選べばよいのか?

更新日:2020年5月25日


これからストロボライティングを初めよう!とお思いの方向けの記事です。


※動画ではもっと詳しく解説してますので時間のある方はこちらをご覧ください。




初心者がストロボ含めたライティングの機材を買うのであれば


・クリップオンストロボ


・ライトスタンド


・ストロボブラケット


・ワイヤレススレーブ


・ソフトボックスorアンブレラ(出来れば両方)


を、一通り揃えればまず1灯ライティングが始められます。

スタジオちゃろべえなら上記のモノは全てご用意してますし無料で使えますのでまずはウチに来てどんなものか試してみるのがよいのではないかなあ、と宣伝させていただきます(笑)


ストロボ選びは何を基準に選ぶのか?


まずストロボを手に入れねば始まりませんね。


とはいえ初めてのストロボ選びではあれやこれや専門用語が出てきて何を選べばよいのかわからないかと思います。


まず必要な機能は2つだけです。


・首振り機構


・マニュアル調光


そしてあると便利な機能は


・大光量


・ズーム機能


・ハイスピードシンクロ


・ワイヤレス機能


・リチウムバッテリー


・外部電源対応


あたりです。


自動で露出を制御するTTLはいりません。あっても困りませんがスタジオ撮影などで使うことはまずないでしょう。


予算が豊富にあるならメーカー純正の最上級のものやプロフォト、ニッシン、GODOXあたりの高機能モデルを選べばまず欲しい機能は揃います。

あまり予算がかけられない場合、最低限の機能でよければAmazonでよく見かける格安ストロボでも初心者なら特に問題なく使えるかと思います(不良品にあたらなければ・・・)。



ちなみに本当のところはクリップオンストロボよりモノブロックストロボをおすすめしたいです。モデリングランプというストロボのフラッシュ光がどこに当たるかを肉眼で確認できる定常光が発光部に備わっているのでライティングが非常にやりやすいからです。

ですが、モノブロックは電源が必要です。バッテリー付きのものもありますがそれでも大きく重いので車移動と撮影現場で持ち運ぶ体力が必要になります。


GODOXのAD200というストロボを使っているカメラマンさんをよく見かけます。モノブロックタイプにもかかわらず非常に軽量コンパクト。なおかつ値段もメーカー純正クリップオンの最上位モデルよりグッと安いという理想的なストロボなので使う人が多いのでしょう。

電源を使うモノブロックに比べてややパワー低め(それでも充分パワフル)、モデリングランプが暗いといった弱点はありますがクリップオン以外で選ぶならおすすめです。


ストロボ以外の必要機材については次回の記事で詳しく説明いたします!



※以下補足説明



首振り機構とは?

ストロボのヘッド部分が上下左右に回転する機構です。なくても何とかなる場面も多いのですがないと大変不便な思いをしますので必須と考えていいでしょう。


マニュアル調光とは?

ストロボやカメラが自動で露出、すなわちストロボの出力を調整するのではなく自分でどのくらいの出力を出すのか手動で決めるモードです。



上記2つの必須機能は小型軽量タイプのクリップオンストロボ以外ほとんど備わっているのである程度大きいストロボを選べば問題ないでしょう。格安のストロボでもこの2つの機能があればとりあえず問題ありません。


大光量とは?

説明不要かもしれませんが大きな光量が出せることです。GN(ガイドナンバー)が大きいことが一つの目安になります。しかしこのGN表記は照射範囲が狭くできるストロボ(下記ズーム機能の欄を参照)だと狭くできない同じ光量のストロボにくらべて数値が大きくなってしまう(同じ光量なら照射範囲を狭くしたほうがより明るくなるため)というわかりにくさがあるので注意が必要です。

単三電池4本使用のストロボを複数比較した場合、発光回数が少ない方が大光量が出せる傾向にあります。

大光量が出せれば感度を上げなくて済む、レンズを絞れるのは言わずもがなですがNDフィルターを使った日中シンクロでも役立ちます。


ズーム機能とは?

ストロボの照射範囲を広げたり狭めたりできる機能です。「24-105mm」というようにフルサイズのカメラのレンズの焦点距離を目安に照射範囲を表示してあることが多いです。

ソフトボックスなどを付けて撮影する場合は大体照射範囲を広く設定したままで使うのであまり出番はありませんが背景にストロボを使う場合などにあると便利です。


ハイスピードシンクロとは?

通常ストロボを使って撮影すると一定以上の早いシャッタースピードではストロボがうまく機能しません。シャッター幕とカブってしまい画面下側が真っ黒になったりします。

概ね1/160~1/250秒がストロボ使用時の限界となります。

この限界を超えて1/8000秒など高速のシャッタースピードでもストロボの光をカメラが捉えられるようにできる機能がハイスピードシンクロです。主に日中シンクロなどで使うことになります。スタジオ内ではあまり使いませんがロケなど日中の屋外で欲しい機能です。

ハイスピードシンクロ時にはストロボと電池に負担をかけるデメリットも。オーバーヒートと寿命低下に注意です。


ワイヤレス機能とは?

各メーカーによって呼称が異なるので注意が必要ですがカメラにコントローラーのような送信機を付け、そこから電波を発信してストロボを操作できる機能です。

通常はワイヤレススレーブを使ってカメラ側の送信機にプラスして受信機が必要ですがワイヤレス機能が内蔵されたストロボなら受信機を別途買う必要がありません。

送受信機セットのワイヤレススレーブだと発光させることしかできないものも多いのですがワイヤレス機能が内蔵されたストロボはマニュアル調光やズーム機能なども手元で操作できることがほとんどですので非常に便利です。

この機能があれば送信機を買うだけで送受信機セットのワイヤレススレーブを買わなくてもカメラからストロボを離して使えます。

送信機側とストロボのメーカーを揃えないと使えませんのでその点は注意してください。


リチウムバッテリーとは?

通常ストロボは単三電池を使うのですがこれを専用のリチウムバッテリーとした機構のストロボもあります。チャージが早くバッテリーの持ちも良いのでおすすめですがバッテリー切れの際に予備がないと一切使えなくなるデメリットもあります。


外部電源対応とは?

ストロボにパワーパックなどと呼ばれる外付けのバッテリーを付けられる機構です。パワーパックをつけると高速チャージが可能になり、電池交換なしでの発行回数も増やせます。

ただしこれもハイスピードシンクロ同様ストロボの寿命低下とオーバーヒートに注意が必要です。

ちなみにリチウムバッテリーを使うストロボは外部電源には非対応です(もしかすると例外があるかも)。


※高速チャージというのも便利機能の欄に加えようか迷いましたがリチウムバッテリー、外部電源とカブるしその2つに比べると単三電池でのチャージは早くても大したことないので外しました。

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